電話の受け方

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電話の受け方



ビジネスマナー実践の第一歩は電話の受け方です。

電話の応対は会社のイメージを左右しますので、
明るい電話の受け方を身につけましょう。


電話を受けたときは、会社名、部署名を名乗り、あいさつの言葉を添えましょう。

「お電話ありがとうございます。ひまわり商事 営業部です」

「毎度ありがとうございます。 ひまわり商事 営業部です」

「おはようございます。 ひまわり商事 営業部です」

などです。

ただし、

× 「もしもし、ひまわり商事です」

などのように、「もしもし」は改まった言い方ではありませんので
ビジネスシーンでは使いません。

「おはようございます」、「毎度ありがとうございます」

など、明確な挨拶の言葉を使いましょう。


そして、明るく落ち着いた挨拶をするために、受話器を取る前には一息おいて軽く深呼吸しましょう。

慌てて受話器を取って話し始めると、声が裏返ったり、高くなったりしがちです。
そうなると、相手に落ち着きのない印象を与えてしまいますよね。

軽く深呼吸をすることで気持ちにも余裕ができますし、落ち着いた声のトーンになり、
相手にも落ち着いた印象を与えることができます。

明るく落ち着いた挨拶で、会社と貴方のイメージアップに努めましょう。


●電話を取るのが遅くなった場合

呼び出し音が3〜5回以上鳴ってしまった場合には、

「大変お待たせいたしました。ひまわり商事 営業部です」

など、

「お待たせいたしました」

「大変お待たせいたしました」

を付け加えましょう。

ビジネスはお客様第一ですから、相手を待たせずに電話に出るよう心掛けましょう。



●電話の取り次ぎ

電話を取り次ぐ場合には、必ず電話を掛けてきた方の社名、名前を確認してから担当者に取り次ぎます。

あさがお商店の川野さんから、ひまわり商事の山田課長に電話がかかってきた場合には、社名、名前を確認した上で、

「ただいま課長の山田と代わりますので、少々お持ちください」

と川野さんに伝えた上で、


「山田課長、あさがお商店の川野さんからお電話です」

と山田課長に電話を取り次ぎます。

社外の方と話をするときには、「山田課長」ではなく「課長の山田」という表現を使います。
名前に課長、部長という役職つけると尊敬表現になるためです。


もちろん、社内からの電話であれば

「山田課長と代わりますので、少々お持ちください」

と伝えてください。


●取り次ぐ相手が電話中のとき


担当者が電話中の場合は、掛けてきた方にどのように対応するかを提案しましょう。

「大変申し訳ございません。山田はただいま電話中ですが、このままお待ちになりますか」

「大変申し訳ございません。 山田はただいま他の電話に出ております。
よろしければ、電話が終わり次第、こちらからおかけ直し致しますが(こちらからご連絡を差し上げますが)」

連絡を差し上げる場合、相手の電話番号を確認する事を忘れないようにしましょう。

「念のため、お電話番号をお願い致します」

また、取り次ぐ相手以外でも対応できる場合もあります。どのような用件かを尋ねるようにしましょう。

「大変申し訳ございません。山田はただいま他の電話に出ております。よろしければご用件を承っておきますが」

用件を伺い、あなたでも対応できる場合は、相手の承諾を得て対応することもできますね。



●担当者が不在(会議、出張、休暇)だったとき


担当者が不在の場合には、いつ戻るのかを伝えた上で、どう対応するのかを尋ねましょう。

「申し訳ございません。課長の山田はあいにく席を外しております。
10分ほどで戻ると思いますので、戻り次第お電話を差し上げますが(いかがいたしましょうか)」

「申し訳ございません。本日、課長の山田は外出しております。
午後3時頃には戻る予定となっておりますが(いかがいたしましょうか)」

「あいにく、課長の山田は外出しており、午後3時頃戻る予定となっております。
伝言などございましたら、山田に申し伝えておきます」

「申し訳ございません。ただいま課長の山田は会議中です。午後3時頃には戻る予定となっております。
私、鈴木と申しますが、よろしければご用件を承っておきます」

「申し訳ございません。課長の山田は本日、休暇をとっております。
私、鈴木と申しますが、よろしければご用件を伺います」

「申し訳ございません。本日、課長の山田は出張しております。明後日、25日には出社する予定です。
私、鈴木と申しますが、よろしければご用件を承ります」


● 相手の名前を確認するとき

電話をかけるときは、まず自分の名前を名乗るのが礼儀です。しかし、電話の相手が名乗らないときは、必ず名前を確認しましょう。

「失礼ですが、どなたさま(どちらさま)でいらっしゃいますか」

と尋ねましょう。

間違っても「誰ですか」と尋ねてはいけません。

また、声が聞き取りづらいときに相手の名前を確認する場合には

「電話が遠いようでございます。もう一度、お名前を教えて頂けますか(お聞かせ頂けますか)」

「電話が聞き取りにくいので、もう一度、お名前を教えて頂けますか(お聞かせ頂けますか)」


更に、教えて頂いた名前を復唱して確認しましょう。

「はい、ショウジさまですね。ありがとうございました」

また、それでも聞き取りづらいときは、

「どのような字をお書きになりますでしょうか」
「どのような字をお書きになるのか教えて頂けますか」

という尋ね方もできます。

分からないときは曖昧にせず、確認するようにしましょう。


● 相手の声が聞きづらいとき

相手の声が小さいなど、聞き取りにくいときは必ずその旨を相手に伝えましょう。

「大変恐れ入りますが、電話が聞き取りにくいので(電話が遠いようなので)、もう一度おっしゃって頂けますか」

聞き間違いは、トラブルのもとです。

「多分、相手はこう言ったのだろう」

などという思い込みによる判断は絶対にしないようにしましょう。

「言った、言わない」で大きなトラブルになる可能性があることを忘れてはいけません。

また、電話の最後には、内容を復唱することも忘れないようにしましょう。

「はい、明日の午前10時までのお届けでよろしいですね」

電話の内容を復唱することにより、無用のトラブルを避けることができます。


● 問い合わせにすぐに回答できないとき

お客様からの問い合わせの対応に時間がかかる場合には、電話をかけ直すようにしましょう。

「さっそくお調べ致しますが、10分ほどお時間を頂いてもよろしいでしょうか。
折り返しお電話を差し上げます」

「大変申し訳ございませんが、確認するお時間を頂いてよろしいでしょうか。確認が出来次第、折り返しお電話を差し上げます」

待ってい頂く場合、どのくらい時間がかかるのかを伝えましょう。

その時間になっても分からない場合でも、電話で状況を説明しましょう。
そして、更にどの程度待ってい頂くかを伝えるようにしましょう。

時間になっても電話をしなければ、信用は得られませんし、大切なお客様を失うことにもなりかねません。

常にお客様、相手の立場、気持ちになって対応しましょう。

 ビジネスマナー編

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   〜「様」「殿」などの使い分け〜
 電話の受け方
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